納品事例/ペルシャ絨毯展より① NIMUS藤枝店

5月に第4回『ペルシャ絨毯＆ギャッベコレクション展』を開催いたしました。
今回もイラン直輸入商社の全面協力を得て約500点数、総額8億円の大変見ごたえのある展示会となり、伝統的なデザインから近代人気の作家ものまで、ペルシャ絨毯やギャッベの魅力を存分に感じることが出来る3日間でした。

その中で、時代や国、文化を超えて、心惹かれる絨毯と出会っていただいたお客様も多くいらしたこと嬉しく思います。
暮らしの中で使われてこそ味わっていただける絨毯の魅力を少しでもお伝えしたく、ご紹介させていただきます🌿

K様　シルク･ペルシャ絨毯〔QUM/クム〕

目を奪われるような美しいシルク・ペルシャ絨毯。K様ご夫婦に一目で気に入っていただきました。
中央のメダリオンから放射線状に広がるデザイン、散りばめられた宝石のような輝きがブラックの縁により一層引き立ちます。

イランのクム地方はイスラム教の聖地であり、宗教色の濃い独特の雰囲気を持つ町です。
シルク絨毯の生産が盛んで、クム産のシルクは世界でも最高級と言われています。
シルク絨毯は、特有のしなやかな手触りや、光沢と色彩の鮮明さ、織りの緻密さから『糸の宝石』と呼ばれ、その優雅な美しさは時代を超えて人々を魅了する逸品です。

焼津市H様邸　ペルシャ絨毯〔TABRIZ/タブリーズ〕

細工の施された建具が上品な雰囲気の和室に、タブリーズ産のヴィンテージペルシャ絨毯（20～30年物）を納品させていただきました。
洋間のイメージが強いペルシャ絨毯ですが、京都の寺や祇園などでは古来日本に渡ってきたペルシャ絨毯が何百年と大切に受け継がれたものもあります。
繊細な模様や、深みのある色合いが和室に調和しています。座卓を乗せ、座布団なしで座っていただいても快適です。
リビングのギャッベ、入り口のトライバルラグは以前に購入していただいたものです。

焼津市M様邸　ペルシャ絨毯〔NAIN/ナイン〕

インテリアがお好きで、気に入ったものを長く大切に使いたいと話されていたM様ご夫婦。モダンなデザインのソファに、ナイン産ペルシャ絨毯を合わせていただきました。手織り絨毯は1点物の特別感があり、使い込むほどに味わいを増し愛着が生まれます。

現在のナイン産の絨毯は、カヴィール砂漠の端にあるナイン市で高品質のウールと天然シルクを使い、工芸品としての美しさだけでなく、ベーシックな実用性が特徴です。
花モチーフのアラベスクや、中央のメダリオンといった古典的なオリエンタルなデザイン。淡い色と濃紺の落ち着いた色使いは、洗練された雰囲気で居心地の良さも感じられます。

K様、H様、M様、この度は撮影にご協力いただきありがとうございました。